> オーストリアで試したい食べ物!おススメ料理10選

2016年3月10日

オーストリア

オーストリアで試したい食べ物!おススメ料理10選

by Schnuckie

© A_Lein - Fotolia

伝統的なカフェ、ホイリゲ(ワイン酒場)、ブーシェンシャンク(ワイン居酒屋)は、オーストリアを訪れたら行ってみたいですよね。 オーストリアは大帝国だったゆえ、ウイーン料理は、ハンガリー、イタリア、ボヘミア、バルカン諸国、トルコなどの影響を多分に受けています。逆に、地方には、他の影響を受けていない地方独特の料理があります。 ここでは、多彩なオーストリア料理の中から、最も代表的でおススメしたい10選をご紹介します。

ヴィエナ・シュニッツェル(Wiener Schnitzel)

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by www.traveljunction.com, CC BY-SA

ミラノからウイーンにもたらされたヴィエナ・シュニッツェル。 伝統的には仔牛肉ですが、豚肉、鶏肉のものも一般的です。叩いて薄くしたお肉にパン粉をまぶして揚げたもので、日本のトンカツのような感じです。 トンカツよりも薄くて、面積が大きいです。茹でたジャガイモやフライド・ポテトなどと一緒に出されます。ウイーンに行ったら食べずにはいられません! ボリュームたっぷりで、とっても美味しいです。

グロェストゥル(Gröstl)

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by Oberau-Online, CC BY

チロル地方の名物で、前日の残り物を使って美味しく食べる風の、素朴な家庭料理のような料理です。ベーコン、タマネギ、ジャガイモなどを油炒めしたものに、目玉焼きが添えられたりもします。山のランチとして人気で、スキー、ハイキングでお腹が空いた時にぴったりです。

カイザーシュマーレン(Kaiserschmarrn)

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by karola riegler photography, CC BY-ND

皇帝フランツ・ヨーゼフ一世(在位1848-1916)の大好物だったというカイザーシュマーレンですが、とっても庶民的で根強い人気のデザートです。ラムレーズン入りの薄く焼いたパンケーキを小片にくずしたものに、粉砂糖、シナモンをかけ、りんごなどの果物コンポートが添えられます。アルプス山岳地方でとりわけ人気があります。ボリュームたっぷりなので、ランチとして食べるのもおススメです。

ヴァッハウアー・マリレンクノーデル(Wachauer Marillenknödel)

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by weisserstier, CC BY

ヴァッハウ地方は、白ワインで有名ですが、杏(アプリコット)の産地としても知られています。ヴァッハウアー・マリレンクノーデルとは「杏のお団子」とでも言ったらよいでしょうか。杏入りのお団子を、シナモン風味のカラメルシュガーをからめ、仕上げに粉砂糖をふりかけたものです。
ダンプリング(お団子)は、とてもオーストリアらしい食べ物です。スイーツとしてではなく、お肉やシチューなどにも添えられます。

ターフェルスピッツ(Tafelspitz)

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by kadluba, CC BY-SA

オーストリアでは、牛肉料理と言えば、「ターフェルスピッツ」です。イタリア料理の影響を受けており、高品質の仔牛肉をスープ野菜と一緒にじっくりと茹でたものです。仔牛肉は、美食家のお肉という印象がありますが、ステーキやグリルでなく、じっくりと茹でた料理というのが、さらに、高貴で上品な印象を与えます。スライスした仔牛肉に、ローストポテト、ゆで野菜が添えられます。

ザッハトルテ(Sachertorte)

Sacher Torte
by basheertome, CC BY

この有名なチョコレートケーキは、1832年、貴族に使える料理人フランツ・ザッハ氏が初めて考案したケーキで、そのレシピーは、ホテル・ザッハのみに伝授されています。チョコレートケーキと言うと「すごく甘くて・・・」と思いがちですが、わたしは、ザッハトルテは、意外とあっさりしていると思いましたが、皆さんは、どう評価されるでしょうか?

プリューゲルトルテ(Prügeltorte)

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by Blogging Dagger, CC BY-SA

オーストリア版のバームクーヘンです。英国のエリザベス女王もチロル地方を訪れたとき、このプリューゲルトルテを召し上がったということです。クリスマスや結婚式などの時に準備される伝統的なお菓子です。 木製の丸太型の特製焼き器に生地を流しつけ、くるくると回しながら、直火で焼きあげます。白樺のようなゆっくりと燃える木でおこした火が、美味しいプリューゲルトルテを生むのだそうです。レモン風味が効いてしっとりとした味わい。多くの人の口に合います。

リンツァー・トルテ(Linzer Torte)

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by TheHungryDudes, CC BY

誰が考案したのかは不明ながら、世界中で知られているケーキとしては最古のケーキと言われています。リンツに移り住んだケーキ職人が、古いレシピーを元にリンツで初めて焼いたのが、オーストリアのリンツァー・トルテの始まり。 サクサクとした生地の素朴な印象のケーキです。赤スグリのジャムの上に格子状に生地を焼き、周囲をアーモンドスライスで飾ってあります。ナツメグ、シナモンなどのスパイスが効いていて、ちょっぴり異国の味わいです。

ザルツブルガー・ノッケルン(Salzburger Nockerln)

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by su-lin, CC BY-NC-ND

見るからに美味しそうなこのお菓子は、その名の通りザルツブルグの有名なデザートです。メレンゲとカスタードクリームをアルプスの山々を思わせるように焼き上げて、雪のように粉砂糖を振りかけてあります。下に敷かれているクランベリーが、甘すぎず、フルーティーでよく合います。

グラシュ(Gulasch)

Knedlik + Gulasch
by Manfred Morgner, CC BY-SA

オーストリア・ハンガリー帝国(18世紀後半~19世紀前半)時代にオーストリアに紹介されて以来、オーストリアにしっかりと定着している料理です。ハンガリーのグラシュスープよりもとろりとしたシチュー風です。 牛肉、豚肉、鹿肉などをパプリカ(ハンガリーのスパイス)、トマト、タマネギなどと一緒に煮込んだものです。ダンプリング(お団子)と一緒に食べるのが一般的です。家庭でも意外と簡単に作ることができ、自分なりのバリエーションが楽しめる料理です。

最後に...

高貴だったり、グルメだったり、庶民的だったり、郷土料理だったり、異国情緒があったりしながらも、どこか心温まる家庭的な印象のオーストリア料理。その多くが、オーストリアで食べて気に入ったら、帰国してからも自宅で自分流に作ってみることができるのも魅力です!

筆者 : Schnuckie

シュヌーキー。ヨーロッパ生活が長い40代後半の女性。現在はノルウェーのオスロ在住。ドイツを訪れる機会が多く、イギリスにも5年余滞在。これまで旅した国は、アジア、ヨーロッパを中心に25ヶ国。