> オーストリア観光で行きたいエリア・都市10選

2016年3月18日

オーストリア

オーストリア観光で行きたいエリア・都市10選

by Schnuckie

オーストリアには、旅する人が求める全てがあると言っても過言ではありません。ハプスブルク家が築き上げた宮廷文化の香りや雰囲気が存分に残り、伝統的なカフェの楽しみがあり、溢れる音楽が心地よい。さらに、多数の優れた博物館・美術館や、圧巻の自然。ここでは、そんなオーストリアの異なる魅力を体験できる10のエリアを選んでご紹介します。

ウイーン(Vienna)

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by archer10 (Dennis) (68M Views), CC BY-SA

オーストリアの首都ウイーンは、2015年にも「世界で最も生活の質が高い街」に選ばれました。ウイーンを訪れ、街にしばらく身を置くと、きっと皆さんも「人生は素晴らしい!」と言いたくなるのではと思います。

ハプスブルク家の栄華と歴史を代表するシェーンブルン宮殿やベルヴェーデレ宮殿、市の中心部にあるシュテファン大聖堂や、ヨハン・シュトラウスの黄金像を含む多数の彫像がある市民公園、ウイーンの多文化が体感できる市場・ナッシュマルクトなどは必見です。

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by jiuguangw, CC BY-SA

ウイーンならではの軽やかなクラッシクコンサートは絶対のおススメ、そして、ウイーンの伝統であるカフェ体験は、必須です! 多数の素敵なカフェがあり、どこもそれぞれの良さがあります。ザッハトルテ(チョコレートケーキ)で有名なカフェ・ザッハでは、美味しさのみならず、クラッシックで優雅な雰囲気に浸れて素敵です。

ヴァハウ(Wachau)渓谷

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by jay8085, CC BY

ウイーンから、ドナウ川遊覧船/鉄道で行くことができる景勝地で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。ヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」の旋律を絵に描いたような美しい景観が広がります。ブドウ畑や、古城、バロック様式のメルク修道院、水色の外壁が風景に見事に調和した教会などが見所です。この地域は、ワインのみならず、杏も有名です。杏のケーキは、他では味わえない美味しさ!杏の飲み物、ジャムなどもおススメです。

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by Woody H1, CC BY

ザルツブルグ(Salzburg)

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by hjjanisch, CC BY-ND

美しいバロック様式の町並みと、アルプスの壮大な山岳風景がとっても魅力的。ザルツブルグの旧市街と歴史的な建物は、ユネスコの世界遺産に登録されており、いくつもの小路を巡ると、素晴らしく保存された数々の歴史的な建築物に見とれます。高台には、およそ1000年の歴史を持つ「城砦・ホーエンザルツブルグ城」があります。ほぼ完璧な状態で保存されています。

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by n_willsey, CC BY-SA

また、ザルツブルグはモーツアルト生誕の町としても有名ですよね。随所に、モーツアルトに関わる史跡が多数残り、1747年にモーツアルトが生誕した家は、博物館になっています。モーツアルトが実際に使用した楽器も展示されています。

チロル地方(Tirol)

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by Karsten H.68, CC BY-ND

3000m級の山々と、多数の氷河に囲まれ、冬も、夏も、アルプスの壮大な自然が、訪れる人々に感動を与えてくれます。冬は、アルペンスキーやクロスカントリー、夏は、ハイキングやロッククライミングなどが人気のアクティビティです。壮大なアルプスの山々、点在する小さな山小屋、緑溢れる草原、美しい湖などの圧倒的な自然が、魂に触れ、感動で胸がいっぱいになることでしょう。

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by StefanJurcaRomania, CC BY

また、チロル地方は、アルプスの山々に囲まれ、孤立した生活を余儀なくされたことから、独特な文化・伝統が培われ、現在も引き継がれています。カーニバル、復活祭、夏至祭、秋の収穫祭、クリスマスと、四季折々の伝統的なイベントは、かつて、過酷なチロル地方の日々の生活に彩りを与えるものだったのです。

インスブルック(Innsbruck)

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by James Cridland, CC BY

2度の冬のオリンピック開催地にもなった山の都インスブルックは、アルプスで最大の町、チロル州の州都、歴史は古代ローマ帝国時代にまで遡る古都でもあります。美しい自然のみならず、ハプスブルク家の元、発展を遂げた街には、数々の文化遺産が継承されています。

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by Bernd Thaller, CC BY

「黄金の小屋根」「アンブラス城(Schloss Ambras)」「ヘルブリングハウス(Helbringhaus)」「王宮(Kaiserliche Hofburg)」など、また、ショッピングやカフェ・レストランが楽しめるマリア・テレジア通り(Maria-Theresien-Strasse)など、多くの見所があります。

グラーツ(Graz)

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by Bernd Thaller, CC BY-NC

ウイーンに続く、オーストリアで第二の都市です。スロバニアの国境から約60キロの位置にあります。音楽に溢れ、歴史的な建物と中世を感じさせる情緒に満ち、産地直送のマーケットで賑わい、洗練されたモダンな魅力もあるグラーツは、規模が大きすぎず、ゆったりと散策を楽しめる街です。

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by Bernd Thaller, CC BY

旧市街と、大阪屏風絵のあるエッゲンベルク城は、世界遺産に登録されています。見逃せない見所としては、グラーツの3大苦難を描いた15世紀からの「苦難の絵(Gottesplagenbild)」などが見られる印象的な大聖堂、時計台、ハプスブルク家の霊廟。そして、ナポレオンも攻め落とすことができなかった城壁・シュロスベルグ(Schlossberg)。世界一強固な城壁としてギネスブックに記載れています。また、城壁は、市の最も高い位置にあるため、素晴らしい眺めを楽しむことができます。

リンツ(Linz)

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by rouilleralain, CC BY-SA

産業、歴史文化、自然が調和した街・リンツは、かつては鉄鋼業を中心に繁栄したオーストリア第3の都市です。アルプスの山々や川などの自然美、中世からの雰囲気を残す歴史地区、マリア大聖堂、リンツ城なども必見です。

特筆すべきは、近年、注目されている現代建築物です。アレスエレクトロニカセンター(Ars Electronica Center)、レントス現代美術館(Lentos)、ブルックナーハウス(Brucknerhaus)などが代表です。

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by cralvarez, CC BY-ND

アレスエレクトロニカセンターは、技術、知識、芸術のミュージアムで、特に、デジタルアートとデジタルメディアにおいては、世界をリードする存在です。ドナウ川沿いにあり、上階のカフェからは、美しい景色と、レントス現代美術館の美しいイルミネーションが楽しめます。

ハルシュタット(Hallstatt)

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by johnomason, CC BY

ハルシュタット湖とハルシュタット村は、オーストリアの典型的な風景写真としてよく使われ、世界遺産にも登録されている風光明媚な場所です。オーストリアの中央辺りに位置します。山岳地区の教会、木造の古い町並みが残り、ハルシュタット湖の遊覧船からは、これらの美しい景色が堪能できます。

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by Cha già José, CC BY-SA

また、世界最古の岩塩坑があり、一般公開されています。岩塩坑の歴史は古代ローマ時代以前にまで遡り、中世時代には、塩はたいへん高価なものであったため、ハプスブルク家の手厚い保護を受けました。

ブルゲンランド(Burgenland)地方

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by Karen V Bryan, CC BY-ND

オーストリア東部のブルゲンランド地方は、美味しいワインで有名なだけでなく、世界遺産のノイジィードラーゼー湖(Neusiedler See)があり、湖と周辺地域はゼーウィンケル国立公園になっています。葦の草原が続き、300種類以上の野鳥が観察できます。湖畔には、コウノトリがコロニーを形成している村、隣国ハンガリーの雰囲気が感じられる村、音楽祭が開かれる村などがあります。

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by Harry Pammer, CC BY-ND

また、ヒリンゲル・ワイナリー(Hillinger)、ハインリッヒ・ワイナリー(Hinrich)など、建築物としても見ごたえのあるワイナリーや、フォルヒテンシュタイン城、ロッケンハウス城、ギュッシング城、エスタハージー宮殿などの古城も魅力的です。

ケルンテン(Kärnten)地方

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by Tadas Balciunas, CC BY

オーストリアの最南に位置し、イタリアとスロバニアと国境を分かち、国内で最も晴天の日が多いため南国の情緒があります。

ヴェルターゼー湖、オシアッハゼー湖など、いくつかの大きな湖があり、水上スポーツにも人気です。北部には、オーストリア最高峰のグロースグロックナー山が聳え、東にはアルプスの山々の稜線が連なります。展望台が多数あり、壮大な山々を眺望することができます。

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by zerok, CC BY-SA

州都の古都クラーゲンフルには、バロック様式、アールヌーボー(ドイツ語圏では、ユーゲントシュティール)様式の建物が美しく保存され、文化・歴史・芸術を感じさせます。中でも、16世紀の「州庁舎(ランドハウス)」、15世紀の「黄金の鵞鳥の家」、フレスコ画が有名な「聖エギド教会」などが見所です。

最後に...

オーストリアは、絶対人気の街・ウイーン以外にも、行って見たいところが沢山あります。ご紹介したのは、ほんの一部です。ウイーンでは、生活が、まるで音楽のように軽やかに感じられ、モーツアルトが街角を歩いていても驚かないような雰囲気があります。そして、地方には、地方ごとの個性豊かな伝統、文化、歴史があり、壮大な自然は、まさに心が洗われるような体験を与えてくれます。 オーストリアは、何度も訪れたくなる国、そして、何度訪れても楽しめる、多彩な魅力に満ちた国なのです!

筆者 : Schnuckie

シュヌーキー。ヨーロッパ生活が長い40代後半の女性。現在はノルウェーのオスロ在住。ドイツを訪れる機会が多く、イギリスにも5年余滞在。これまで旅した国は、アジア、ヨーロッパを中心に25ヶ国。