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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

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タイ・バンコクでさんぽ途中に立ち寄りたい寺院と宮廷建築

タイ全土には約3万の寺院があり、散策途中で美しい建築に出会う。寺院により特徴や趣が異なり、見てまわるのも面白い。

ワット・ラーチャボピット (Wat Ratchabophit)

タイと西洋の建築が融合

1869年にラーマ5世が建立。本堂や礼拝堂の外壁には中国磁器のカラフルなタイルや金を使った細密な装飾が施されている。内部の造りや装飾には西洋のゴシック様式が見られる。王宮周辺

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↑ 高さ43mの黄金の仏塔を取り囲む円形の回廊はタイでは珍しく、斬新なデザイン

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↑本堂内部の洋風の装飾はラーマ5世がヴェルサイユ宮殿を模したという説もある

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ココに注目!

ロッブリー様式の仏像をゴージャスなシャンデリアが照らす豪華な内装の本堂。

ワット・ラーチャボピット

現地名:
Wat Ratchabophit
住所:
Fuang Nakhon Rd.
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アクセス:
王宮から徒歩10分
TEL:
02-222-3930
営業時間:
8:00~17:00
定休日:
無休 

ワット・サケート (Wat Saket)

街を一望する黄金の丘

ラーマ3世時代に丘が築かれ、ラーマ4世によってその上に高さ78mの黄金の仏塔が建造された。人工の丘は「プーカオ・トーン(黄金の丘)」と呼ばれ、仏塔は頂上に上ることができる。王宮周辺

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↑仏塔の頂上テラスからの眺望を楽しみたい

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ココに注目!

「ラカン」と呼ばれる煩悩をはらう鐘を鳴らしながら344段のらせん階段を上ると360度のパノラマが広がる。

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ココに注目!

頂上の仏塔内部にはラーマ5世時代に仏舎利が納められたという。

ワット・サケート

現地名:
Wat Saket
住所:
334 Chakkapatdiphong Rd.
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アクセス:
王宮から車で7分
TEL:
02-621-2280
営業時間:
8:30~17:00
定休日:
無休 

ワット・マハータート (Wat Mahathat)

200年余りの伝統を誇る

タイ仏教の主流派マハーニカーイ派の中心寺院でラーマ1世が創建。現存の建物はラーマ5世が1896年に再建したもの。古くから学問寺として知られ、併設の大学では僧侶が仏教を学ぶ。王宮周辺

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↑ 外国人向けに英語での瞑想教室も開催している

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↑回廊には黄金に輝く数多くの仏像が鎮座する

ワット・マハータート

現地名:
Wat Mahathat(バンコク)
住所:
Maha Rat Rd., Phra Borom Maha Ratchawang
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アクセス:
王宮から徒歩5分
TEL:
02-222-6011
営業時間:
5:00~22:00
定休日:
無休 

ワット・スタット (Wat Suthat)

仏教美術の粋が集まる

ラーマ1世の命により建設が始まり、40年後のラーマ3世の時代に完成。巨大な礼拝堂には、ラーマ1世がスコータイから船で運んだ高さ8mの仏像を安置。外部の回廊には156体もの仏像が並ぶ。王宮周辺

ココに注目!

寺院の手前にある巨大な鳥居のような建物は、「サーオ・チン・チャー」と呼ばれる巨大ブランコ。バラモン教のシヴァ神の降臨を祈る行事に使われたが、危険をともなうため1935年に廃止された。

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↑かつては、高さ21mの柱の先端に付けたコインの袋をロープで吊るした船を揺らして取るという儀式が行なわれていた

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↑ラーマ8世の等身大像。礼拝堂の大仏の台座に遺骨が眠る

ワット・スタット

現地名:
Wat Suthat
住所:
146 Bamrung Muang Rd.
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アクセス:
王宮から徒歩12分
営業時間:
8:30~21:00
定休日:
無休 

ワット・ベンチャマボピット (Wat Benchamabophit)

白亜の大理石が美しい王室寺院

ラーマ5世時代に建造された本堂は壁や柱、床にいたるまでイタリア産の大理石を使用し、「大理石寺院」と呼ばれる。黄金に輝く本尊の台座には、ラーマ5世の遺骨を安置する。ドゥシット地区

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↑瓦屋根のオレンジが大理石の白さを際立たせる

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ココに注目!

本堂に浮かび上がる黄金の本尊に荘厳な空気が漂う。

ワット・ベンチャマボピット

現地名:
Wat Benchamabophit
住所:
69 Rama 5 Rd.
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アクセス:
BTS CEN サイアム駅から車で15分
営業時間:
8:00~18:00
定休日:
無休 

ワット・ラーチャブラナ(ワット・リアップ)Wat Ratchaburana(Wat Liab)

日本人の納骨堂がある

アユタヤー王朝末期の創建で、1933年に建立された日本人納骨堂があり、高野山の僧侶が守っている。1895年以来、タイで亡くなった日本人の名前を記した過去帳もある。王宮周辺

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↑京都・金閣寺を模した日本人のための納骨堂

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↑ 本尊は名古屋・日泰寺から運ばれた鎌倉時代の木彫坐像

ワット・ラーチャブラナ(ワット・リアップ)

現地名:
Wat Ratchaburana(Wat Liab)
住所:
Tri Phet Rd., Wang Burapha Phirom
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アクセス:
MRT フアランポーン駅から車で10分
TEL:
02-585-6355
営業時間:
8:00~17:00
定休日:
無休 

ワット・イントラウィハーン (Wat Intravihan)

朝日に向いて立つ巨大な仏像

高さ32mの有名な立仏像は、ラーマ4世の時代に高僧ルアン・ポー・トーが建立した。境内には瞑想中のルアン・ポー・トーの精巧な像を安置する小仏塔があり、瞑想場となっている。ドゥシット地区

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↑本堂内部では鮮やかな壁画が見られる

ワット・イントラウィハーン

現地名:
Wat Intravihan
住所:
144 Wisut Kasat Rd.
地図を見る »
アクセス:
BTS CEN サイアム駅から車で20分
TEL:
02-282-0461
営業時間:
8:00~17:00
定休日:
無休 
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観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。

奥付:
この記事の出展元は「まっぷるタイ・バンコク’18」です。掲載されている営業時間や表記などのデータは、2017年2〜3月の取材・調査に基づくものです。諸事情により、料金・価格など、掲載情報が変更になる場合もありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。
その他:
●料金、価格の単位は「B(バーツ)」で表示しています。2017年4月現在、1B(バーツ)=約3円です。 ●休業日は、祝祭日や年末年始、臨時休業を除いた定休日のみを表示しています。 ●原則、地名や掲載施設名などはアルファベットで表示しています。地名などのカナ表記については、日本語では表現しきれない微妙な発音もありますので、編集部の判断で統一しています。ブランド名、ホテル名など日本で通用しているものは、その表記に従っています。 ●クレジットカードの利用には、手数料がかかる場合があります。 ※前国王ラーマ9世の崩御を受け、2017年10月まで喪服期間となります。期間中は見学できない施設もあります。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。