Thailand Tourist enjoys the ride in Tuk-Tuk in Bangkok, Thailand. by fotolia - © ownza

まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

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タイ出発前にチェック!時差、年間の気温、両替方法などまとめ

現地でのトラブルを避け、快適に旅を楽しむために必要な情報をQ&A形式でお伝えします! タイが初めての人は必ずチェック。

ビザが必要か?時差は?ベストシーズンもチェック!

Q.ビザは必要?
A.30日以内の滞在ならビザは不要
日本国籍の人がタイに入国する場合、30日以内で観光目的の滞在ならビザは不要。ただし、条件は変更されることもあるので、出発前に必ず確認しておこう。なお、パスポートの残存有効期間は入国時に6か月以上必要となる。

Q.日本とタイの時差は?
A.日本よりマイナス2時間
日本との差は2時間あり、タイのほうが2時間遅れ。日本が正午の場合、タイは午前10時となる。

Q.日本からの所要時間は?
A.直行便で約6〜7時間
成田や羽田、関空、中部、福岡、新千歳、沖縄から直行便が運航。深夜発便なら早朝に着く。

Q.滞在日数はどれくらい?
A.3泊5日以上がおすすめ
初めてのタイ旅行なら、バンコクへの滞在を中心に計画するとよい。オプショナルツアーを利用して、バンコク近郊のアユタヤーやカンチャナブリーへも足を延ばしたい。

Q.ベストシーズンはいつ?
A.おすすめは11〜2月の乾季
雨が少なく、カラっと晴れ渡った日が続くため、過ごしやすいのはもちろん、旅行スケジュールを立てやすい。

お金の単位や、物価の目安もチェック!

Q.お金の単位は?
A.1B(バーツ)=約3円(2017年4月現在)
通貨単位はバーツ(B)。日本国内の銀行などでも日本円をバーツに両替することはできるが、タイ国内の銀行や両替所のほうがレートが良い。

Q.タイの物価はどのくらい?
A.全体的に日本より安い
タイの物価は全体としては日本よりも安いが、近年では徐々に物価が上昇。観光客向けの店では、日本と同等の料金の場合もある。

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タクシー初乗り35B(約105円)バンコク、1㎞まで

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BTS(スカイトレイン)初乗り 15B(約45円)

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屋台ごはん25〜50B(約75〜150円)

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ビール(500㎖)25B前後(約75円)

 

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フットマッサージ60分 150B〜(約450円〜)

便利な交通手段は何?チップは必要?タイ語以外でも通じる?などチェック

Q.交通手段は何があるの?
A.トゥクトゥクやタクシー、バンコクでは鉄道も
都市内の移動はタクシーやトゥクトゥク、ソンテウ(乗合タクシー)がメイン。一部の都市間では長距離バスや鉄道が走っている。バンコクは交通網が発達しているので移動手段には困らない。ボートでの移動も風情があっておすすめ。

Q.チップは必要?
A.観光地以外では不要
ホテルのベルボーイなら20〜50B、マッサージやスパでは50〜100B程度のチップが必要。飲食店ではおつりの端数は受け取らない人が多い。サービスを利用した際の満足度に応じて支払うとよいが、観光地以外では定着していない。強引に高額なチップを要求するタクシーなどには注意が必要。

Q.タイ語しか通じないって本当?
A.英語や日本語が通じることも
タイの公用語はタイ語だが、観光地やホテルでは英語を話せるスタッフがいる場合が多い。観光客が多く訪れるレストランでは日本語のメニューなどが用意されていることもある。

水道水は飲める?トイレは?お酒の制限って?喫煙のマナーは?

Q.水&氷は大丈夫?
A.ミネラルウォーターを飲もう
バンコクの上水道はWHO(世界保健機関)の飲料水の規準をクリアしているが、水道管や蛇口が汚れている場合もあるので、ミネラルウォーターや蒸留水を購入して飲んだほうが安心。コンビニやスーパー、路上の屋台で購入できる。

Q.トイレは心配ない?
A.ポケットティッシュ持参が安心
街なかのショッピングセンターやホテルなら洋式が多い。観光地や大衆食堂は、備え付けの桶かホースの水を使うタイ式トイレの場合も。トイレットペーパーがないことも多いので、ポケットティッシュを忘れずに持ち歩こう。

Q.飲酒に制限があるって本当?
A.お酒が買えない時間がある
法律により寺院内、公園、バス、列車など公共の場での飲酒が禁止されている。販売時間は11〜14時、17〜24時の間のみ。時間外はレストランでも酒類の注文を断るところも。仏教の祝日や選挙の前日18時〜当日も酒類の販売が法律で禁止されている。

Q.喫煙のマナーは?
A.屋内や公共施設は禁煙
屋内はほぼ全面的に禁煙。屋外でも市場など公共の場は禁煙で、ポイ捨てなどの違反は最高2000Bの罰金。ホテルやレストランでは吸う前に喫煙席や喫煙所の有無を確認してみよう。

ツアー選びのポイントは?治安やトラブルに関する注意点は?

Q.ツアー選びのポイントは?
A.セットのツアーがおすすめ
計画的にスケジュールが組めるよう、航空券、ホテル、観光スポットめぐりがセットになったツアーを利用したい。街歩きやクルージング、ネイチャーツアーやホテルのスパが楽しめるなど、選択肢が多い。郊外にある遺跡や島のリゾートを満喫できるツアーもある。空港からホテルまでの送迎がセットになっていることが多いので安心。格安ツアーでは、香港などで乗り継ぎが必要になる場合もあるが、夕方出発、早朝帰国が多く時間を有効活用できる。

Q.治安はいいの?
A.デモや集会には注意
凶悪な犯罪などに巻き込まれることは少ないが、夜道や集会が行なわれている場所などには注意したい。出発前に必ず外務省の海外安全情報(www.anzen.mofa.go.jp)をチェックして、デモなどが行なわれていないかどうか、また行なわれている場合はその場所をよく確認しよう。危険なエリアには極力近寄らないように。

Q.どんなトラブルに要注意?
A.王宮周辺の詐欺や夜道でのひったくり・強盗には注意!!
日本人をはじめ、観光客をターゲットにした詐欺やひったくりなどが多発している。とくに観光客が多い場所では「今日はラッキーブッダの日だ」などと親切に観光案内をするふりをして宝石店などへ誘い込み、高額商品を売りつけるケースが多い。また、夜道の一人歩きは危険。バイクに乗った2人組に鞄をひったくられたり、刃物で脅されて金品を奪われることも。昼間であっても、市場などの人混みでスリに遭うこともあるので注意。

快適な旅のためにおさえておきたいマナー&タブー

タイは観光客に対して寛容な国だが、外国人でもルールは守っておきたい。とくに宗教上のマナーには注意。

■仏教に対する配慮は不可欠
タイを旅行する際には、僧侶や寺院に対する配慮がとても大切。僧侶に触れたり指をさしたりするのは失礼にあたる。とくに僧侶が女性に触れることは戒律に反するため、女性はすれ違うときにぶつかったりしないよう注意を払おう。

■寺院参拝時は服装に注意
寺院では本堂に入る前に靴を脱ぐので、脱ぎ履きしやすいものがよい。男性は半ズボン、女性はノースリーブやミニスカートのような露出の多い服装はNG。寺院の境内には修行中の僧侶や参拝に訪れる地元の人も多いため、見学時は周囲に迷惑をかけないよう注意したい。また、仏像や僧侶を撮影する際にはひと声かけよう。

■ボディタッチには要注意
「人の頭は神聖、左手と足の裏は不浄」という考えが浸透しているタイでは、親愛の気持ちを表すつもりでも、子供の頭をなでたりしてはいけない。また、人を左手で指さしたり、仏像や人に足の裏を向けたりすることは失礼にあたる。

■王室に関する言動には注意
タイの王室は、国民から絶大な尊敬を集めており、街角やレストラン、家庭など、さまざまな場所に国王の写真が飾られている。また、毎朝8時と夕方18時にはテレビ、ラジオ、公共施設、公園などで国歌が流れるが、その間はみな足を止めて直立不動で王室への敬意を表す。2016年10月にラーマ9世(プーミポン国王)が崩御され、多くの国民は1年間喪に服す期間に入った。弔意を表すため、黒や白など暗めの色の衣服を着用したり、喪章を付けて外出している。観光客であっても、派手な服装は控えた方がよい。また、寺院や王室関係の施設を観光するときも、服装や言動には注意したい。

■あいさつはワーイ(合掌)
胸の前で手を合わせるあいさつで、相手への敬意や感謝を示す。日本でいうおじぎに近い。もし入退店時に店員からワーイされたら、にっこり笑ってワーイをしながら「サワディー・カップ(女性ならばサワディー・カー)」と返礼すると好印象だ。

観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。

奥付:
この記事の出展元は「まっぷるタイ・バンコク’18」です。掲載されている営業時間や表記などのデータは、2017年2〜3月の取材・調査に基づくものです。諸事情により、料金・価格など、掲載情報が変更になる場合もありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。
その他:
●料金、価格の単位は「B(バーツ)」で表示しています。2017年4月現在、1B(バーツ)=約3円です。 ●休業日は、祝祭日や年末年始、臨時休業を除いた定休日のみを表示しています。 ●原則、地名や掲載施設名などはアルファベットで表示しています。地名などのカナ表記については、日本語では表現しきれない微妙な発音もありますので、編集部の判断で統一しています。ブランド名、ホテル名など日本で通用しているものは、その表記に従っています。 ●クレジットカードの利用には、手数料がかかる場合があります。 ※前国王ラーマ9世の崩御を受け、2017年10月まで喪服期間となります。期間中は見学できない施設もあります。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。