2017年9月5日

イタリア

イタリア・フィレンツェこんなとこ!芸術と歴史が薫る赤レンガの街

by Fish & Tips

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Q. フィレンツェはどんな街?
A. ルネサンスが誕生した街として名高い。芸術を味わうならこの街へ

15世紀にルネサンスが花開き、その頃の建物や彫刻、絵画がいたるところに残っているので、まるで街全体が大きな美術館。街はまるごと世界遺産に登録されている。街並みも美しく保存されており、時間旅行をしている気分になれる。


Q. 街の中心部はどこ?
A. ドゥオモを中心に街が広がるので、まずは最初に訪れたい

空港からのバス、鉄道ともにまずはサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着するが少し街はずれの雰囲気。街の中心はドゥオモで、ここがいちばん華やかに栄えており、円心状に街からはずれていくイメージだ。ここを旅の起点にするといい。


Q. 交通手段はどうする?
A. 小さな街なので基本的に徒歩移動。市内唯一の公共交通機関はバス

小さな街なので、見どころが多い中心部は徒歩で十分。少し離れたミケランジェロ広場やピッティ宮などへはバスを利用する。タクシーを利用する場合は、流しはいないので乗り場を探す。

街の歩き方

直径2㎞ほどの円に見どころが集まる。徒歩が基本で主要スポットはアルノ川北側に集中している。ドゥオモ広場とシニョリーア広場は街歩きの起点や待ち合わせに最適。ドゥオモのクーポラは街なかからは意外に見えないので目印にするのは難しい。道は石畳なので歩きやすい靴で。

ドゥオモをはじめ名所が集中 ドゥオモ周辺

街を象徴するドゥオモだけでなく、メディチ家ゆかりの教会や邸宅など見どころいっぱいのフィレンツェ観光の中心地。街めぐりの拠点となるエリア。

主要スポット
サン・ロレンツォ教会
アカデミア美術館

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ドゥオモ
約600年かけて建てられた大聖堂。丸屋根とファサードの美しさは格別。

教会を中心とした静かな界隈 サンタ・クローチェ教会周辺 

中心から離れ、少し落ち着いた雰囲気のエリア。サンタ・クローチェ教会はミケランジェロなど数多くの偉人が眠る人気観光スポット。周辺には皮革製品の店が集まっている。

主要スポット
サンタ・クローチェ教会

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中世から続く政治の中心地 シニョリーア広場周辺 

中世の頃は集会に使用され、現在は市庁舎として使われているヴェッキオ宮前の広場。ブロンズ像がいくつも立ち並ぶロッジア(回廊)も印象的。市民や観光客で賑わっている。

主要スポット
シニョリーア広場
ヴェッキオ宮

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ウッフィッツィ美術館
ボッティチェッリやレオナルド・ダ・ヴィンチなどによるルネサンスの名画を多数所蔵している。

フィレンツェ最古の橋が架かる ポンテ・ヴェッキオ周辺

橋の両脇は彫金細工店が軒を連ね、観光客で賑わっている。川向こうは静かな住宅街で、地元客が通う下町らしいエノテカなどの名店が多い。

主要スポット
ポンテ・ヴェッキオ
ピッティ宮
ミケランジェロ広場

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有名ブランド店がずらりと並ぶ トルナブォーニ通り周辺 

通り沿いは、有名ブランドが並ぶフィレンツェ随一のショッピングエリア。歩行者天国になっており、のんびり買い物が楽しめる。通りから左右に延びる道もブランド店が多い。

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花の都・フィレンツェの玄関口 サンタ・マリア・ノヴェッラ教会周辺 

街の玄関口、中央駅(サンタ・マリア・ノヴェッラ駅)やバスターミナルがある交通の要所。サンタ・マリア・ノヴェッラ教会前の広場は、市民の憩いの場になっている。

主要スポット
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会

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もっとお得に、もっと効率的に 街のお役立ちインフォメーション

バスの使い方アドバイス

●バス停留所とチケット

路線図はインターネットで入手できる。サンタ・マリア・ノヴェッラ駅前が最も路線が多い。チケットは駅のチケット売り場か、ATAFのステッカーが貼ってあるタバッキやバールなどで購入。

URL www.ataf.net

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●乗車のポイント

乗車したらチケットを打刻機に入れる。検札係がチケットを確認しに来た場合は速やかに見せる。下車はブザーで知らせるが、停留所がわからない場合は運転手にあらかじめお願いしておく。

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フィレンツェカードを活用

3日間有効のフィレンツェカードは市内の計72の美術館や観光スポットの入場料が無料になる。元をとるのは大変だが、このカードがあれば予約なしでも行列に並ばず、専用入口もしくは予約入口から入れる(ドゥオモは例外)。市内の公共交通機関やWi-Fiサービスも無料で使える。予約するのがめんどうな人に便利。

料金 €72(使い始めより72時間有効) 
購入 観光案内所やウッフィッツィ美術館、バルジェッロ美術館など主要美術館で購入可能。WEB購入も可(観光案内所や指定観光物件にてバウチャーと引き換え) 
URL www.firenzecard.it

【適用施設】
ドゥオモのクーポラ/ジョットの鐘楼/サン・ジョヴァンニ洗礼堂/サンタ・レパラータ教会跡/サンタ・マリア・ノヴェッラ教会/ウッフィッツィ美術館/アカデミア美術館/国立バルジェッロ美術館/ヴェッキオ宮/ピッティ宮/パラティーナ美術館/ボーボリ庭園/バルディーニ博物館/メディチ・リッカルディ宮/ストロッツィ宮/ブランカッチ礼拝堂(サンタ・マリア・デル・カルミネ教会)/メディチ家礼拝堂/サン・マルコ美術館/サンタ・クローチェ教会/サン・ロレンツォ教会/ロレンツォ・メディチ図書館/ホーン美術館/マリノ・マリーニ美術館ほか

通り名プレートと番地番号

目的地を探すときにヒントになる番地表示や通り名の表記。交差点角の建物には通り名のプレートが掲げられている。番地の番号プレートは店舗入口付近にあり、道を挟んで片側が奇数番号だけ、対面が偶数番号だけ並ぶようになっている。住所で番地の末尾に付いている「r」は「rosso赤」で商業施設を意味し、プレートの数字も赤い。r付でない番地とは別の住所で、「Via Ricasoli 60」と「Via Ricasoli 60r」は別の場所を意味するので注意。

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観光案内所

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会周辺
電話 055-212245 
営業時間 9:00〜19:00(日曜、祝日は〜14:00) 
休日 無休

メディチ・リッカルディ宮周辺
電話 055-290832
営業時間 9:00〜18:00(土曜は〜14:00) 
休日 日曜、祝日

サン・ジョヴァンニ広場(ドゥオモ周辺)
電話 055-288496
営業時間 9:00〜19:00(日曜、祝日は〜13:45)
休日 無休

日帰り旅行するなら?

ピサ
鉄道で約1時間…ドゥオモの傾いた塔が有名

シエナ
鉄道で約1時間30分…中世の趣を感じさせる世界遺産の街

ルッカ
鉄道で約1時間20〜50分…街全体が城壁に囲まれた小さな街

フィレンツェの歴史物語

フィレンツェの成り立ち 紀元前10世紀〜

紀元前10世紀にはエトルリア人が住んでいたといわれる。紀元前1世紀に、共和制ローマにより植民市として街が築かれたが、6世紀には異民族との戦乱で街は破壊された。10世紀にトスカーナ辺境伯の拠点として栄えると、サン・ジョヴァンニ洗礼堂などフィレンツェ・ロマネスク様式の修道院や教会が建てられた。

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自治都市として発展 1125年〜

1125年に自治都市として独立。13世紀には教皇派が皇帝派との争いに勝利したが、教皇派も内部分裂。封建貴族中心の黒派が市民・商人層の白派に勝利し、詩人のダンテをはじめ、白派の主力人物が街から追放された。争乱の間も、産業は発展し、毛織物業などの同業組合が政治の実権を握った。なかでも、金融業で財を成した商業家がメディチ家だ。

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メディチ家の台頭とルネサンス 1348年〜

メディチ家は教皇庁の財務管理を任され、巨額の利益を得たジョヴァンニは政治に参加。息子のコジモは反メディチ勢を一掃し、実質的な街の支配者となった。コジモとその孫ロレンツォは文化、学術を熱心に保護し、その金銭的な庇護のもと、ヒューマニズムを謳歌するルネサンスが花開いた。ボッティチェッリやダ・ヴィンチ、ミケランジェロなど数多くの天才が生まれた黄金の時代だ。

メディチ家の衰退 1492年〜

1492年にロレンツォが亡くなり、わずか2年後にメディチ家はフィレンツェから追放され、華やかな生活を糾弾した修道院長のサヴォナローラが実権を握った。サヴォナローラ失脚後、メディチ家は復権と追放を繰り返すが、1569年に一族のコジモ1世がトスカーナ大公となり、大公国の首都となる。1737年に跡継ぎが絶えると、支配権はオーストリアのハプスブルク家に移った。

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近現代のフィレンツェ 1860年〜

1860年、イタリアの統一にともない併合される。イタリア王国成立後、65年から首都となったが、71年にはローマに遷都。第二次世界大戦ではポンテ・ヴェッキオ以外の橋がすべて壊された。1966年のアルノ川の大氾濫で、一部美術品に大きな被害が出たが、現在は修復されている。

もっとフィレンツェを楽しむ 街を一望する、ミケランジェロ広場へ

少し街の中心からははずれるが、フィレンツェを訪れたら必ず行っておきたい。ルネサンスの街の全景を眺めることができる。

ダヴィデ像のレプリカが立つ広場 ミケランジェロ広場

アルノ川のほとりの小高い丘にポッジの設計で1875年頃、広場として造られた。中央にはミケランジェロ作『ダヴィデ像』(レプリカ)が立つ。街が最も美しく見えるのは夕暮れの茜色に染まったとき。

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ヴェッキオ宮やドゥオモを遠くに見ることができる

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ダヴィデ像のレプリカの前で記念撮影も忘れずに

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ドゥオモだけでなく、ポンテ・ヴェッキオ方面もきれいに見える

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絶景をバックに演奏するストリートミュージシャン

ミケランジェロ広場

現地名:
Piazzale Michelangelo
住所:
Piazzale Michelangelo
地図を見る »
アクセス:
バス12番 ミケランジェロ広場/13番イル・ダヴィド下車、徒歩1分

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まっぷるイタリア’18

  • 発売日:2017年01月11日

筆者 : Fish & Tips

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奥付:
この記事の出展元は「まっぷるイタリア’18」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2016年10〜12月の取材・調査によるものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。料金・価格の単位は、ユーロ(€)で表示しています。